平成8年6月定例会
野村まこと(眞実)の一般質問と答弁の全文です。
○議長(松本勝久君)4番,野村まこと(眞実)君 〔4番 野村まこと(眞実)君登壇〕○4番 野村まこと(眞実) 政友会の野村まこと(眞実)でございます。平成8年第2回定例市議会に当たりまして,通告に従い,ただいまから一般質問を行います。
質 問
最初に,福祉行政の身体介護型のホームヘルプサービスの充実策についての御質問を申し上げます。水戸市では,在宅福祉サービスのメニューの整備により家事援助型ホームヘルプサービスが充実の方向にあるのは評価できるところでありますが,反面,身体介護型は遅々として進展が見られないようで,今の現状では介護を必要としている方々が安心して自宅で生活することは,物理的に不可能の状況にあるとの厳しい声も聞こえてまいります。そこで,水戸市における介護型のホームヘルプサービスの現状はいかがなものか,現実の問題として,要介護者が在宅福祉サービスのメニューを利用しながら自宅で生活することが可能であると認識されているのか,執行部の見解をお伺いいたします。
介護の現場で働いている仲間たちの話によると,老人保健法の改正による影響もあり,病院や老人保健施設での療養生活ができなくなり,在宅での生活を余儀なくされている人たちが最近とみにふえてきており,在宅の要介護者の日常生活動作も著しく低下傾向にあるように思えるとのことでした。
そこで,私なりに介護型ホームヘルプサービスの充実の方向を模索してみましたが,在宅においても,床ずれへの処置等の専門的なケアの二一ズが高くなってきており,食事や入浴の介助に加え,看護等の医学的なサポートなくしては介護型のホームヘルプサービスの普及定着は困難と思われます。
幸いにも水戸市では訪問看護ステーションが5カ所と県の設置目標をクリアしており,医師会を中心とした積極的な活動を展開しておられる状況にありますので,在宅ケア検討会等の機会を通じ,老人訪問看護ステーションとの連携を密にし,訪問看護の際に介護型へルパーの方々が同行するなどの手法を取り入れることにより,介護サービスの質的向上を図り,介護を必要としている方々が自宅で安心して生活できるように,市が主体的に充実へ向けて尽力すべきであると考えますがいかがなものか,お伺いいたします。 続きまして,潜在ボランティアの掘り起こしと活性化のための方策についての質問でございます。阪神・淡路大震災の惨事における市民ポランティアの活躍ぷりの報道以来,ちまたでもボランティアについての話がよく話題になりますが,ボランティア活動に理解を示している市民の方々が多いことは実に喜ばしいことであります。機会があればボランティア活勤に参加してみたいという気持ちを持っている潜在ボランティア要員ががなりの数いるようでありますが,気持ちがあっても実際にどのように行動してよいかわからないとの声をよく耳にしますので,どのようにすればそういう気持ちを大切にし,行動に移すことができるのだろうかと考えさせられます。
そこで水戸市でもボランティア活動支援センターのようなものを創設し,市民の方々への窓口として情報の一元化や啓発のためのセミナーの閲催等の機能を持たすことにより,ボランティア会館の早期実現へ向けた準備行動を展開すべきと考えますが,いかがなものでしょうか。
また,全国の幾つかの自治体がボランティア休暇の導入に踏み切り,これに伴い数々の問題が発生し,自治省においても論議を呼んでいるところでありますが,本市としては県下に先駆けて模範となるよう,ボランティア精神の啓発につながるような研修等の機会を設けることにより,さらなる市民サービスの向上につなげてはどうかと考えますが,いかがなものか伺います。 次に環境行政についての質問でございます。
水戸市では4水総の3か年実施計画の中で,水環境を重点項目として位置づけており,国の環境基準を水戸市の環境基準として,河川,湖沼の水質浄化対策を推進するとあります。つい最近のことですが友人から電話が入り,東京から来客を水戸駅南ロヘ出迎え,水と緑の豊かな自然環境を自慢しながら徒歩で桜川のサイクリングコースを経て,干披湖から借楽園へ案内したところ,桜川の悪臭がひどく穴があったら入りたいほど恥ずかしい思いをしたが何とかならないものかとの話がありました。また,別の方から,笠原水道の水源を見に行ったら,逆川がどぶ川と化しているひどさに驚いたとの話も聞きました。
さっそく私も自分の目で市内の各河川の汚濁状況を検証してみようと思い,桜川,逆川,沢渡川と見てまいりましたが,結果は私の想像をはるかに超える惨たんたるありさまでした。私なりにさらに調べてみましたところ,雨水排除の目的であるはずの都市下水管から流れ込む水がどぷ水そのものであり,多くの原因はそこにあるとの判断に至ったわけであります。道路上の水たまりやおか水対策として市民の方々より喜ばれている都市下水道ですが,その整備に伴い一般家庭の生活雑排水の流入が進み,河川の水質はむしろ悪化している傾向にあるようです。
そこで,市としては現状をどのように認識し,どのような具体策を講じようとしているのか,お伺いいたします。 また,4水総3か年実施計画の各論の中では,公共下水道の整備が早急に見込めない地域については,合併浄化槽の普及に努めるとあり,本市では一部の適用除外地域を除いて合併浄化槽等の指導及び補助金交付に関する要項の定めにより,一般家庭での小型合併処理槽等の設置の際,おおむね4分の1の補助金が受けられることになっておりますが,一般市民の方には自分の家の前の下水管が,お勝手や風呂の雑排水を直接流すことができない都市下水道なのか,それとも生放流できる公共下水道なのかもわからず,せっかくの補助制度があることさえわからないのが実情のようです。
市民の方より相談された最近のお話でございまずが,自宅前の道路に下水道工事の予定の看板が表示され,文書で回覧がなされた後に,看板に記載してある施工業者の方が訪ねてみえまして,下水管の工事をするが,つなぎ込みは個人負担になります,今回依頼があればついでに施工するので14万円ぐらいで済むけれども,後へ回すと倍以上かがってしまうのでどうされるのか返事をいただきたいとの話がございまして,御主人に相談した上でお願いすることに決めたとのことでございました。何日か後に業者の方に工事に来てもらい,雑排水が直接流せるようにしていただき,浄化槽をつければくみ取り式がら水洗にできますよとの説明を受けたので,近所の市の指定店である設備屋さんに相談し,浄化槽の取りつけによる水洗化の工事をお願いし,下水の心配から開放されたのですが,後で聞けば,個人負担をした家としなくてもつなぎ込みをしてもらった家があり,またその負担額もまちまちであり何となく釈然としない思いをしたとのことでした。残念なのは,自宅前の下水管が川に流れていて,本来そこに直接雑排水を流していけないことや,家庭用の合併浄化槽に補助制度があるのも知らず,専門家である業者の方の勧めるままに,雑排水は直接流し込み,浄化槽は補助も受けずに自前でトイレのみの単独処理槽を設置してしまったことで,お金が多少かかっても,わかっていれば合併浄化槽をお願いしたとのことでした。お話をうかがった限りではその方がおっしゃっていることはもっともな話でありましたので,後日何カ所が別の地区の状況を見たり,市民の方々の御意見をお聞かせいただいたところ,水戸市として市民の方々や施工業者の方々ヘの告知が不足しているのではないかとの声が多く,さらなる改善の必要性を痛感した次第です。
そこで,近年の都市下水道整備の際,各家庭の下水管のつなぎ込み件数,さらには合併浄化槽等に関する補助金の交付件数,市民の方々ヘの告知方法,施工業者や指定店の方々ヘの指導方法についての現状と,今後の改善の必要性の有無,さらには改善方法について執行部の見解をお伺いいたします。 次は都市計画行政の質問のうち,まず赤塚駅北口再開発ビル内の公共施設の具体案についての質問を申し上げます。
昨年12月の定例会の一般質間で,私は,赤塚駅の北口再開発ビル内の公共施設について,駅の利便性や水府病院の隣接等の条件を踏まえ,西部地域における在宅福祉サービスの拠点としての複合型のデイサービスセンタ一や,小学生から高校生までが集い,コミュニケーションを図れるスペースを位置づけ,相互に交流を持つことのできる,にぎわいがあり,そして触れ合いの持てる空問として整備すべきではと御提案を申し上げ,佐藤研一都市計画部長より,病院の立地を踏まえ,市民の健康増進が図れるような施設や市民が交流できる施設など複合的な施設を導入すべく関係各課と調整中との明快な御答弁をいただきました。
さらには,さきの3月定例会で,岡田市長はその所信の中で,市政運営の基本方針として,赤塚駅北口地区を新福祉環境整備基準を反映させた事業展開を図り,人に優しい福祉のまちづくりのモデルとし,住みたくなり行きたくなるような魅力のあるまちにしたいとのカ強い表明をされ,多くの市民が期待を寄せているところであります。それらの前向きな方向性により,例えばその一画に複合型のデイサービスセンターが設置されるとすれば地元住民にとっては願ってもないことであり,ぜひ実現に向けて努力していただきたいところであります。
また,地域保健法の施行により,これまで保健所が担ってきた保健事業や栄養相談事業などを初めとした種々の事業が来春より市町村へ移管されることは既に御承知のことと思いますが,それに伴い,市民の健康増進に係る業務も大幅に拡大されることが予測され,地域保健法の基本指針に沿ったような機能のさらなる拡充が求められるところでありますが,私はこの際,それを補完ずるような機能も公的施設の中に位置づけるべきではと考えますが,見解をお伺いいたします。
また,さきに述べました小学生から高校生までが一緒に集い,コミュニケーションを図ることができるスペースについてでございますが,複合型のデイサービスセンター等の施設に併設する形で,第4次水戸市総合計画の中にある青少年プラザを位置づけ,子供から高齢者や障害者がともに交流することができ,にぎわいのある場所として整備を図ることにより,来るべき高齢化社会へ向けて対応すべきと考えますが,青少年プラザの進捗状況と立地の可能性にあわせ,改めて北口再開発ビル内の公共施設の構想と進捗状況をお伺いいたします。 続いて道路行政についての通告のうち,生活道路(市道上中妻35,150号線)の整備促進についてですが,双葉台団地のバスターミナルの横から高本整形を経て50号国道まで通じる水戸市道上中妻35,150号線は,以前より生活道路としてその整備促進が地域住民から切望されており,その整備が急務と考えますが,進捗状況はいかがなものか,お伺いいたします。
次は,都市計画道路(赤塚駅から新県庁舎)新設についての質問です。県庁舎の笠原移転に伴い,赤塚駅が県庁への南玄関口としてますます重要な位置づけになることは既に御承知のことと思います。赤塚駅南口より裏見和線を交差し岩間街道に至るまでの都市計画道路3・4・12号線は現在整備中でありますが,その先についてはいまだ計画されていないのが現状のようです。
そこで,岩間街道との交差点河和田幼椎園より市道赤塚9号線.報仏寺を通り河和田75号線,県道玉里水戸線の一部区間を経て50号バイパスJOMOスタンド河和田南交差点を通過し,通称萱場街道,県道玉里水戸線の渡里農業用水路付近より小吹町を経由して県庁南大通りへ直結するような幹線道路を,既存の道路改良や新設により県庁の完成にあわせて整備すべきと考えますが,いかがなものか,赤塚駅より新庁舎に至る幹線道路の整備計画についてお伺いいたします。
答 弁
答弁(備海暉雄保健福祉部長)野村議員の御質問のうち,初めに,身体介護型ホームヘルプサービスの充実策についてお答えいたします。
ホームヘルプ業務は身体の介護に関する業務,家事に関する業務,相談助言に関する業務に分かれており,その目的によって派遣を行っております。御指摘の身体介護サービスの内容は,国の要縄と同様の内容でございまして,食事の介護,排せつの介護,衣類の着脱の介護,入浴の介護,身体の清拭.洗髪,通院の介助,その他必要な身体の介護などに関する援助を行っております。
身体介護サービスの実績は,平成7年度は6,034時間であり,6年度より255時間ふえております。また,ホームヘルプ業務全体に占める割合は6年度4万4,103時間のうち13.1%,7年度5万2,992時間のうち11.4%と家事サービスなどの割合が多くを占めております。
要介護者が在宅福祉サービスのメニューを利用しての自宅での生活が可能かとの御質問でございますが,ケースによっては医療,保健,福祉のサービスを活用すれば十分在宅での生活が可能と思われますが,今後は病院などからの退院者など身体介護サービスを必要とする者がぷえてくると思われますので,サービスの充実を図ってまいりたいと考えております。
なお,身体介護サービスは,水戸市社会福祉協議会のヘルパーが受け持っておりましたが,今年7月よりチーム運営方式を始めるに当たり,水戸市のヘルパーについても,訪問入浴業務のほかに身体介護を行い,身体介護サービスの要請にこたえられるように体制の整備を行ってまいります。
身体介護型のサービスの実施については,訪問看護ステーションとの連携を図って利用者宅への同行訪間を行ってはとの御質問でございますが,現在,訪問看護ステーションは市内に5カ所設置され,医師との連携により日常的な介護を行っており,利用者もふえてきております。
またサービス内容もかなり高度なため,水戸市医師会で実施している在宅医療検討会や,市で実施している在宅ケア検討会などを毎月開催し,研修を重ね,資質の向上を図っているところであります。
現在,同行訪問についてはケースによっては行っておりますが,さらに連絡調整を密にし,要請にこたえる体制づくりに努めてまいります。
次に,潜在ボランティアの掘り起こしと活性化のための方策についてお答えいたします。
現在におけるボランティアの活動状況は福祉活動はもとより,教育活動,環境保護活動,国際活勤,その他学生などによる各種のボランティア活動など多岐にわたって行われておりますが,阪神・淡路大震災の際のボランティア活動が注目され,その活動が評価されたことは記億に新しいものがあります。そして,現在,水戸市社会福祉協議会ボランティアセンターに登録しているボランティアは78サークル,3,908名を数えております。このうち福祉活動をしているボランティアは53サークル,1,576名を数え,社会的資源として大きな役割を担っております。今日,福祉二一ズが多様化ずる中で,在宅福祉を支えていくためには,地域住民の自発的な福祉活動への参加が重要であり,ボランティア活動の振興は大きな意義を持つものと認識しておりますので,高齢化社会を視野に入れて福祉ボランティアの育成,強化を図るとともに,地域福祉活動の推進に向けての人材確保など,水戸市社会福祉協議会のボランティアセンター機能の強化を推進してまいります。
ボランティア会館の整備につきましては,基本的に在宅福祉の充実を図ることを重点に据え,福祉ボランティアの活動の場の確保や地域福祉活動の推進,さらには在宅介護機能の普遍化を推進するための人材の育成を図るなどの施設機能を検討してまいりたいと考えております。
答弁(大澤利治総務部長)
野村議員の御質問のうち,自治体職員のボランティア活動に関する御質間にお答えいたします。
御提案のボランティア精神の啓発につながるような研修でございまずが,本市におきましては新規採用の職員は基本研修の中で当該採用年度において体験研修として,社会福祉事業団,保育所等で1日の実務研修を行っております。また,その他の職員を対象として,職場イキイキ研修ということで,特別養護老人ホーム等での家庭介護教室と体験実習等のボランティア体験研修を行っております。
今後ともこれらの研修を引き続き行うとともに,ボランティアに対する意識の向上と余暇における活動の啓発に努めてまいりたいと存じます。
答弁(板橘克衛)市民環境部長
野村議員の一般質問のうち,環境行政についてお答えいたします。
市内各河川の水質汚濁状況の現況認識と水質浄化の具体策についてでございますが,本市には20の河川があり,那珂川を除きますとすべて中小河川であり,市街化の進展に伴う生活排水の流入により水質の汚濁化が進んでいるところであります。
このような状況に対応すべく,良好な水環境基本計画においては,国で定めた環境基準値を水戸市の環境基準として河川,湖沼に当てはめ,これを標準として公共下水道や都市下水路浄化施設の整備など浄化対策を推進しております。
しかしながら,公共下水道の普及していない地域を流れております逆川,沢渡川,石川川等の水質汚濁は著しく,重要な問題として認識をしているところであります。
水質汚濁の防止対策といたしましては,公共下水道の整備を初めとして生活雑排水対策,畜産排水対策,工場・事業場の立入調査等を推進しているところでありますが,まだ十分でない状況でありますので,引き続き多様な浄化対策の推進を図ってまいりたいと存じます。
水戸市合併処理浄化槽等の設置指導及び補助金交付に関する要項に基づく合併処理浄化槽の補助金交付件数は,5年度89件,6年度146件,7年度139件でございます。
また,市民へのPRなどにつきましては,浄化槽パンフレットの各家庭への配布,市関係出先機関における市民パンフレットの配布及び本庁における窓口業者指導,広報「水戸」掲載による実施をしておりますが,今後とも施工業者のPRに努めてまいります。
さらに,都市下水道整備の際の接続件数につきましては,5年度が149件,6年度が183件,7年度122件でございますが,今後とも都市下水路等の工事施行の際は,接続する関係住民の方々及び施工業者へ合併処理浄化槽並びに生活雑排水処理槽等の設置指導,パンフレットの配布等を行い,公共用水域の汚濁防止に努めてまいります。
答弁(佐藤研一)都市計画部長
野村議員の御質問のうち,赤塚駅北口再開発についてお答えいたします。
赤塚駅北口地区第一種市街地再開発事業につきましては,昨年12月に都市計画決定を行い,現在,事業計画について権利者並びに関係機関と協議を進めております。
今後のスケジュールとしましては,本年の秋に事業計画の決定,平成10年度末の完成を目指しているところでございます。
赤塚駅周辺地区は,水戸市西部地区の生活拠点として位置づけられております。そのうち,再開発事業は地区面積約2.6ヘクタールに駅前広場や街路などのほか施設建築物を整備するもので,商業,公共施設,住宅施設,駐車場施設,病院施設など延べ床面積約4万6,900平方メートルであります。
御質問の公共施設でありますが,その中には市民の健康増進が図れるような施設や高齢化の進展に対応した施設など,福祉のまちづくりを目指した機能を導入すべく,現在,関係各課と調整を進めているところであります。また,青少年プラザでございますが,青少年が自由に集い文化活動などを通して仲間づくりや交流が図れる場として,平成7年度に他市の状況などを調査したところでございます。
今後これらの調査結果を踏まえ,学識経験者や青少年団体関係者などがら専門的,総合的な御意見を賜りながら基本構想を策定してまいる所存でございます。これらの策定作業の中で,議員の御提言につきましても十分検討してまいりたいと考えております。
答弁(青柳好美)建設部長
野村議員の道路行政に関する御質問のうち,上中妻35号線,150号線整備についてお答えいたします。
本路線につきましては,国道50号線から双葉台団地までの区間を計画廷長750メートル,計画幅員7.5メ一トルで総合計画に位置づけし,平成5年度より測量に入り,平成8年度中に全線の測量が完了する計画でございます。
また,用地買収につきましては,平成8年度に国道50号線より150メートルを予算化し,事業の促進を図っているところでございます。
本路線の整備につきましては,議員御指摘のとおり,双葉台団地から国道50号線への連絡道路であるばがりでなく,通学路としても整備が必要と考えておりまずので,地権者及び地域住民の御理解と御協力を得ながら,早期完成を目指し整備を進めてまいります。
次に,都市計画道路についてお答えいたします。
まず,都市計画道路3・4・12号線につきましては,赤塚駅南口と県道水戸岩間線を結ぷ路線であり,昭和61年度に事業に着手し,現在整備中の路線でありますが,今後,御質間にもございましたとおり,赤塚駅が新県庁舎への玄関口の一つとして機能していく上では,県道水戸岩間線から国道50号バイパスまでの延伸が必要と考えております。
また,これと接続いたします県道王里水戸線は萱場町を経て内原町へと至る路線で,将来的に南部地区の発展を担う路線の一つであります。このようなことから,国道50号バイパスまでの延伸につきましては,早い時期での都市計画決定を目指し,現在調査検討を行っているところでございます。
さらに県道玉里水戸線と新県庁舎を結ぶ新しい路線につきましては,国道50号バイパスを補完する位置づけの路線となりますが,当面笠原地区の開発に当たっては,国道50号バイパスでの対応を考えておりますので,今後,この沿線の土地利用や笠原地区の開発の進捗などを踏まえながら検討していくことが必要と考えております。 以上で第1回の質問を終わりますが,担当部長におかれましては,簡潔明瞭に誠意ある御答弁をくださいますようお願い申し上げまして,質問を終わります。