平成11年6月定例会
野村まこと(眞実)の一般質問と答弁の全文です。
質 問
平成11年6月 私は政友会の野村まこと(眞実)でございます。4年前の平成7年6月20日に市議会議員としてここに初登壇して以来,政友会を初めとする同志や先輩,同僚議員の皆様に支えられ,1期4年間の議員生活を経て,多くの市民の皆様の御信任をいただき,こうして2期目の議員生活ができますことは,本当にありがたいことで感謝の気持ちでいっぱいでございます。21世紀を目前にした混迷の時代と言われる昨今ですが,政治に求められているのは、将来を見据えたピジョンであり、その際,大切なのが投資と効果の考察であるということは言うまでもないことではありますが、2期目のスタートに当たり、目先のことにはとらわれず、4年問の学習効果を生がし、初心を忘れることなく、市政発展と市民福祉、文化の向上へ向けて一つ一つの課題に真剣に取り組んでいくことをお誓い申し上げ、ただいまから一般質問を行います。 始めは土木行政のうち工事箇所の迂回路等についての質問です。
昨今、市内の随所で下水道等の工事が行われておりますが、施工により騷音や振動、歩行者の通行などの市民生活に支障を来し困っているので、発注者である水戸市はもっと配慮すべきではとの声が寄せられ、現地へ足を連ぷことが多くなってきております。
まず最初に迂同路の件ですが、工事施工に伴う迂回路の設置は、発注段階の仕様書の中でその対応がなされているようですが、本来は設計の時点で現地調査をし、交通量等の地域の実情に応じて片側通行にするとか、あるいは夜間工事にするとがの配慮が当然なされるべきではないかと考えます。例えば、石川1丁目の老人福祉センターあかね荘の前の道路ですが、6カ月以上も全面通行どめのままであったため、幾度が市にも申し入れたが改善されず、入り口のコンビニエンスストアは売り上げに大打撃を受けてしまったとのことです。また、見川町のミートセンター横の道路は、1年間の工期で沓掛橋の改修工事が行われており、今も全面通行どめの状態ですが、地元の人たちの話では、工事着手の前に周辺の住民の方々のための説明会の開催等による意見聴取の機会もなく、通学路の変更についても決定事項としておりてきただけで、今でも常磐台団地内の変更路線を通行し、不便な思いを余儀なくされているばかりか、通学路近くにある老人ホームや市営緑岡住宅の建設現場の大型ダンプが頻繁に通行していて、危険な状態にあるとのことでした。さらには、御近所のたばこ屋さんも売り上げが激滅で迷惑をこうむっていて困っていろとのことでした。早急に仮設道路を設置するなどの対策をお考えいただきたく、要望するところでございます。
また、河和田2丁目の県道王里水声線の迂回路も、通行量に即した信号機の時聞の配慮がなされているとは思えず、交通渋滞を引き起こしておりましたため、通告いたしましたが、翌日、敏速な対応により今では解消されております。それらについて執行部はどのような協議をされたのか。現状のままでやむを得ないと判断されているのか。私は設計の時点で前に述べました観点を含めた庁内の交通防災課や、あるいは学校教育課等の関係各課との協議が自動的に行われるようシステム化をすべきと考えますが、執行部の見解をお伺いいたします。
続いて、市内の舗装済みの道路でありながら給排氷やガス管の取り出しのためかカッターが入れられ、部分復旧されている道路が随所に見られますが、復旧時に問題があるのか、期間を経た時点では穴があいていたり段差があったりと、危険な状態が見られます。特に中心市街地の駅前から大工町に通じる中心商店街の裏通りや旧黒羽根町付近の道路が顕著ですが、幹線市道裏見和線から岩間街道に通じる見和2丁目の警察官舎前の市道や、見川2丁目の一本松交差点付近の歩道も同様の状態で、市に連絡しても改善されていないとのことでした。道路管理課や土木補修事務所の担当者の日ごろの努力は評価できるところでありますが、いかんせん現行の限られた人員の中での執行体制からは、起きた後の事後処理方式では対応し切れないのが実情と推察しているところであります。財源不足の時勢でもありますので、この際、コンビュータを導入し、道路等の掘削許可時に工事箇所ごとの申請者や施工者を登録し、後に間題が起きた段階で容易に検索し特定できるよう、施工後の責任がだれに帰属するのかを明確にするなど、執行体制の強化を図るべきと考えますが、見解をお尋ねいたします。
交通体系の変化などによる生活道路の交通量が急増し、歩行者や自転車にとって危険と恩われる箇所や、スピードの出し過きによる振動や騷音が急増して、生活環境が悪化している箇所がふえており、何とかならないものなのか、その対策のために道路にハンプを設置してもらえないだろうがとの相談を最近よく受けるようになりました。貝体的な箇所を申し上げますと、城東3丁目の踏切前の市道や桜川団地内の市道上でございますが、ハンブの設置は信号機に比べれば費用も少なく、道路管理者である水戸市の権限で設置が可能であり、よい案と考えるところでありますが、どのような協議や手続が必要なのか、執行部の見解をお伺いいたします。
次は,環境問題の質問で清掃工場のごみ処理の方法についてであります。
私は、平成7年6月の初登壇で環境センターの構想並びに産業廃棄物処分場の建設問題、さらにはフロンガスによるオゾン層破壊の問題などの環境行政に関する質問をさせていただいて以来,継続して質問してまいりました。第4次総合計画の3か年実施計画が再三にわたる議会での質間にもかかわらず後退していると言わざるを得ないのは遣憾でございます。先日,土浦市では分別収集し,回収したベットポトルを原料とし,市の職員の制服にリサイクルし.支給したとの新聞報道がございましたが,他市の先進例が報道されるたぴに残念な思いがしてならないのであります。環境問題は地球温暖化の間題に始まり,ダイオキシンなどの環境ホルモンの問題など,数限りない問題が山積しており,もはや国家的な課題と言っても過言ではありません。テーマが多い中で,私たちが今何をなすべきかを考えるとき,地球市民の一人として,まず身近な問題に目を向け,解決していくことが私たち大人の責任であると考えるところであります。
そこで質問ですが,新聞やマスコミ報道によりますと,一般的には塩化ピニール系の石油製品は,燃焼の際にダイオキシンなどの有害物質が発生しやすく,それを防ぐためには高温処理が不可欠であると言われております。水戸市の小中学校でも昨年4月より,焼却炉の使用を全面中止し,事業系のごみとして市の清掃工場で処理するよう徹底がなされているところであります。さきの日曜日に私の地元の子ども会の子供たちによる学区一斉清掃が行われましたが.その中で分別係と収集係を担当する子供たちから,ビニールやペットポトルを燃えるごみに分けることについて、燃やすと悪い物質が出るのにおかしいのではと質問を受け,家庭でのごみ燃しと水戸市の清掃工場でのごみ燃しの違いの説明に苦慮したところであります。
そこで御質問ですが,生ごみを燃えるごみとして扱っているのはどのような理由があるのか。炉の温度が下がり不完全燃焼の原因となり.有害物質の発生や炉の耐用に影響が出ると一般的には考えられますが.炉の運行温度の管理と有害物質の発生状況についてもお伺いいたします。
環境問題2点目は生ごみ処理容器の効果についての質問です。
水戸市では亡き佐川市長の時代ではありますが,他市に先駆け,平成3年に生こ:み処理容器購入費補助金交仕要項を施行し,以来継続して生ごみ簡易型処理容器の購入峙に捕助金を交付してきましたことは.大変評価できるところであります。
環境問題3点目は生ごみ処理機の電気式のものへの助成制度についてです。
土のないところでも使用できる電気式の一般家庭屋内用の生ごみ処理機への助成制度が,下館市や日立市やひたちなが市を初めとした県内12市10町で制度化されており,大変な効果を上げておりますが,以前がら私は議会で申し上けてきたし,今定例会でも複数の議員の方より既に質問がされてきておりますが,この際,本市でも制度化を図り,お隣の栃木県の野木町のように,堆肥化されたものは資源ごみと一緒に同収し,植物園や農業公社や公園等で活用すへきではと考えますが,この点につきましても執行部の見解をお尋ねいたします。
次は,環境問題4点目の小学校での生ごみ自家処理モデル事業についての質問です。
3か年実施計画の中に.平成ュ0年より3カ年の計画で学校ごみの適正処理の項目が設定され,小学校で生ごみ自家処理モテル事業が実施されることになったことは,水戸市のごみ行政の見識の高さと高く評価し,期待しているところであります。ところが,平成11年の実施計画からはその項目が消えてしまい,驚いているところであります。どのような理由で削除されたのか,成果はどのようであったのか,お伺いいたします。
聞くところによりますれば,昨年はEM菌による方式で1校で試行した結果,幾つかの解決すべき問題にぶつかってしまっているとのことのようですが,本来モデル事業の趣旨は,学校の現場で生徒みずがらが生ごみの処理を体験することにより,環境への啓発につなけることであるはずですがら,当然ごみ対策課だけの対応ではなく,教育委貫会の総務課を通し,総合教育研究所との綿密な打ち合わせのもとで,学校長会を経て実施すべきであると考えます。課麗があるがらといってちゆうちょしてしまうのではなく,すばらしい発想をむだにせず,昨年の学習効果を生かし,本年はせめて学校給食の残食を校内の見える場所で電気式の処理機で,児童生徒みずからが処理するよう,教育的見地で滅量の啓発のためのモデル的な設置をすべきと考えますが,学校の生ごみの量の現状にあわせ,執行部の見解をお伺いいたします。
環境問題5点目の庁内の新しい環境政策への取組みについての質問です。
市では昨年,クリーンリサイクルタウン事業実施計画の策定を行うと発表されましたが,策定はされたのか,その概要はどのようなものであるのか,お尋ねいたします。また,環境を育む氷戸市行勤計画に基づき、行政も一体となった行動をしていることは評価できるところでありますが,庁内の環境に配慮した行動とは具体的にどのようなものなのか,お伺いいたします。
環境問題の最後の質問ですが、グリーンプラ製品等の環境製品の積極使用についてという通告を致しました。
冬季長野オリンピックで成分解性プラスチック.つまりグリーンブラ製品の風船や食器類,さらには標識用のコーンが使われ,各国より評価をされたことは記億に新しいことと思います。本市でも住みよいまちづくり推進協議会等を通じ,各地区で行われる公民館まつりや千渡湖スホーツフェスティバルなどのイベントの模擬店の容器にグリーンブラ製品を使い,環境問題の意識の啓発につなけるよう働きがけるべきと考えますが,再生紙の庁内での利川状況やグリーンブラ製品のごみ袋等への利用状況にあわせ,今後の取り組みの見解をお伺いいたします。
環境間題について申し上げますと,一様にコストがかかり過ぎるということで,なかなか思うように環境に優しい製品が普及していない昨今でございますが,例えぱ,ごみの滅量化であったり,あるいは生ごみの先ほどのコンボストにより財政上有効な財源を得ることができるとすれば,その財源をもってこのような新しい環境問題の試みに当てていくべきじゃないかと,そのように考えているところであります。 続いて,福祉行政のうち,介護保険制度での現行の福祉サービスの存続についての質問です。
介護保険の導入へ向け,庁内に設置された介護保険準備室が介護保険室へ変わり,人員も増強され,執行部が一丸となって問題の多い介護保険制度の受け入れの準備に奮闘していることは評価できるところであります。介護保険の間題は現行の保健,医療,福祉サービスの制度そのものにががわる問題であり,私は今までもホームヘルパーの身分や待遇の改善の問題など,毎議会こ:とに提言,提案等を含めた質問をしてまいりました。そこで今回は,余り質問の幅を広げずに,介護保険に関する質問のみとさせていただきます。国民の最大の関心事だけに,今定例会でも既に6名の方より内容の非常に濃い質問がなされておりますので,重複する部分もあるがとは思いますが,角度の違う部分について御答弁くださいますようお願い申し上げ,質問に入らせていただきます。
新聞によりますと.定例記者会見の中で岡田市長は,介護保険制度の導入に関して触れ,現行の福祉サーピスを下回ることがないようにしないといけないと発言,独自のサービスを示唆したとありました。新聞報道を見た市民の方より,「水戸市に住んでいてよかったわ。市長さんが理解のある方だがら,ホームヘルパーさんも今までどおり大丈夫なんでしょう。」と言われ,具体的に答えられずに苦慮したところであります。認定外の救済の対応などの上乗せや構出しすらも保障のない状況の中で.もし報道どおりだとすると,一歩も二歩も踏み込んだすばらしい所信と評価するところであります。現行のサービスには,家事援助型のホームヘルブサービスの一部や配食サービスのようlこ介護保険に該当しないものもあり,それらを指しての発言なのがと推察しているところでございますが,福祉サービスの原買は,個人と生命の尊重を損なわない範囲での自立支援であり,受益者の方々がらも自己責任の伴うサーピスの選択であることを理解されつつある時代背景でもあります。当然ながら,一部自己負担になることは避けられないことと患いますが,市独自のサービスの構築により,現行の福祉サーピスが存続できますよう強く要望いたしますとともに,その具体的内容についてお尋ねいたします。
次は,福祉行政のうち,介護110番の設置についての質問です。
今定例会に提案されている水戸市介護認定審査会の委貰の定数等を定める条例の第5条に,再審査判定に関する規定がありますが,法にある都道府県に設置する介護保険審査会への手続に比ベ,市民の方々に再審査が受けやすいよう門戸を開いた前向きなもので,他市町村に先駆けた姿勢のあらわれと一応の評価がなされるところであります。しがしながら,施行後は審査の段階の問題に限らず,サービスの内容に関するものであったりと,数多くの問題が発生すると考えられます。現在の介護保険室は当然に存続され,そこで対応がされるものと思われますが,関係機関が多岐にわたることもあり,棺談の取り次ぎだけでも柏当の混乱が予想されるところであります。私は,高齢化社会の到来の中で介護110番の設置を平成7年6月の定例会で御提案申し上け,以来その必要性を言い続けてまいりましたが,ちょうどよい機会でもごさ・いますので,この際,介護保険に関する総合窓口を兼ねた介護110番のようなものを導入へ向け計両すべきと考えますが,設置の可能性とあわせ執行部の見解をお伺いいたします。
介護保険についての2点目の施設サービスの供給量と保険料についての質問です。
水戸市の介護保険の保険料の組い試算が示され,65歳以上の第1号被保険者の保険料がおおむね2,837円と公表されましたが,算定の基礎となるのは国の卒均的データを用いてし、るため,いまだ不確定な要素が多く,実際に幾らになるがをはじき出すのは困難と推察しているところでございます。御承知のように,算定根拠の大きな要因となるのが,在宅サービスの供給量と施設サービスの供給量であります。療養型満床群や老人保健施設や特別養護老人ホームなどの介護施設が市内にどのぐらいあるかが,保険料に大きく影響すると言われ,心配等の話題がちまたでも飛ぴ交っているのが実情です。水戸市では,介護サービスの供給量の調査を本年1月に行いましたが,あくまで供給量は予想であり,実際の動向とは乖離している可能性があるのではと懸念するところであります。
そこでお尋ねいたします。水戸市にも4つの療養型病床群が新設になると内示を受けていると聞いておりますが,現段階でそれらの施設を算定の中に織り込んで保険料の算定をされているのか。施設やサービスの供給量をどのようにこれから推定していかれるのか,あるいは現在しているのが,お伺いいたします。
介護保険についての最後の質問ですが,実態調査結果の有効活用についてです。
平成12年の介護保険の実施へ向けて平成10年8月がら11月までに実施いたしました水声市高齢者保健福祉実態調査が去る3月に報告されましたが,全体に目を通してみて,その中の自由同答の部分にサービスの利用者や関係者の意見が実に細がく記載されており感心させられました。介護保険事業計画の策定や老人保健福祉計画の改定のための調査とのことですが,どのように生がされるのか,前向きに生かしていただくようお願い申し上げ,御質問をいたします。
答 弁
答弁・永井庸司建設部長工事施工に対しどのような協議をしているのかとの御質間でごさいますが,工事施工に当たりましては,周辺の状況等をよく検討し,迂回路及び運行どめ等については.関係機関はもちろんのこと,道路工事実施協議書に基づき,警察署長とも協議を行い,施工に当たっております。また,道路利用者の方々には,事前に予告看板を設置し,周知を図るとともに,地域住民の方々には工事施工方法や迂回路,通行どめ等の説明をし,あるいは回覧等により周知し,御理解と御協力を得ておりますcまた,システム化につきましては,今後,聞係機関と協議を行いながら検討してまいりますが,いずれにいたしましても,工事施工に当たり,住民の方々に御迷惑を生じないよう努めてまいりたいと考えております。
次に,掘削に伴う復旧等の対応に伴う執行体制についての御質問でございますが.先般の行政改革実施計画に示してありますので,今後,道路占用事務のOA化を積極的に進め,事務の効率化,さらに管理業務の強化を図ってまいりたいと考えております。
次に,ハンプの設置についてでございますが.ハンプの設置は走行速度や交運量及ひ路上駐車の抑制に役立つものとして生活道路に管理者が設置するものでございます。しかし,これを設置することによって生じる振動等の間題があり,隣接住民の方々に御迷惑をかけることも考えられ,ハンプ採用につきましては.地元の方々と十分協議をしなければなりませんので,御理解を賜りますようお願い申し上げます。
遠西松美市民環境部長
生ごみを燃えるごみとして扱っていることにつきましては,現在.最も一般的に行っている処理方法で,本市でも設計段階から生ごみを燃えるごみとして,ごみのカロリーを考慮し,焼却炉を建設しております。したがいまして,生ごみを適正な割合で混入していることにより,むしろ安定した公害の少ない焼却を行うことができ,炉の温度の上がり過ぎを抑え損傷も少なくなりますので,御理解をいただきたいと思います。
家庭から排出される生ごみの自家処理についてでありますが,補助制度につきましては,水戸市生ごみ処理容器購入費補助金交付要項を平成3年度に制定し,処理容器購入者に対し補助を行っているところでありますcこの制度により,平成3年度から10年度までに補助を行った世帯は3,730世帯で,5,018墓であり,購入村帯すべてが生ごみ処理を行ったと仮定すると,ごみの減量効果としては1年間に約223トンとなり,処理コストについては約450万円が節約された計算となりますので,効果のあるものと考えております。
議員御指摘の電気式の処理機に対する補助制度につきましては,生ごみを自家処理し,堆肥化することもごみの滅量化につながりますので,制度化に向け取り組んでまいりたいと考えておりますが,堆肥化されたものの活用などについては,今後の検討課題とさせていただきたいと思います。
平成10年度に山根小学校において実施した生ごみの自家処理モデル事業については,給食残菜等の堆肥化を行ったところでありますが,結果としては野犬等に菜園及び花壇等が掘り返されるなどの問題が発生し,継続することができませんでした。しかしながら,環境教育の見地からも重要な事業と認識しておりますので,課題を整理し,引き続き実施できるよう取り組んでまいりたいと思います。
クリーンリサイクルタウン事業実施計画でありますが,この計画は廃棄物の積極的な再生利用等を推進し,快適な生活環境を図ることを目的に国が策定したものであり,市におきましても燃えないごみや粗大ごみの処理施設と資源化育効利用を図るための施設をあわせ持つ廃棄物再生利用総合施設,いわゆるリサイクルプラザが必要でありますので,整備に向け取り組んでまいります。庁内における環境に配慮した具体的な行動としては.エレベーターの夜問,体日の2台運転休止及ぴ女子トイレヘの疑似音発生機の設置を実施するなど,節電.節水並びに経費の節減を図っております。また,現在,窓口部門等を除き,昼体みの消灯などを行っておりますが,今後はさらに発展させた省エネ対策を実施できるよう検討しているところでございます。
再生紙の利用についてでありますが,庁内で使用されているコピー用紙等につきましては,大半の部署で再生紙を使用しておりますが,詳細につきましては今後調査をしてまいります。
御提案のグリーンブラ製品の和用については,現在使用いたしておりませんが,地球に優しい製品と認識しておりますので,今後価格や耐久性等を考慮の上,検討してまいります。
傭海暉雄保健福祉部長
介護保険制度においては,家事援助型ホームヘルブサービス等の現行サービス対象者が認定外となるケースが想定されます。また,配食サービスについては.本年度に国県捕助対象事業として,一部地域で試行する予定でありますが,当該事業については,対象者そのものが介護保険に該当しないケースが多いと想定されます。しかしながら,介護保険は現行制度の改革,改害であり.全体的なサービスの充実強化が望ましいと考えております。したがいまして.今後は事業費や保険料の水準及び国県の動向等を見きわめながら,施策の具体化にあわせ.御指摘の認定外の対応についても検討してまいりたいと考えております。
次に,介護保険の総合相談窓口の設置についてでありますが.介護保険の実施に当たっては,今議会で条例提案している要介護認定の再審査判定に関する間題のほか,認定千続,保険料,給付サーピス,事業者等まで各種の柏談のほか,苦情等も想定されます。これらに適切に対処するため1こは,在宅介護支援センターなど関係機関との連携を図ることはもちろんでありますが.高齢福祉課内にも制度説唱や相談処理マニュアル等を作成し,議員御提案も視野に入れ,迅速な窓口対応ができるように努めてまいります。
保険料算定の基礎となる施設及ぴ在宅のサービス量見込みについては,昨年実施した高齢者保健福祉実態調査,介護サービス供給量調査,民間事業者の指定意向,民間施設整備計画などに加え,今後,県が策定する介護保険事業支援計画の設定圏域における施設等のサービス量の見込みとの整合を図りながら.各サーピス量を推計することとしておりますので,御理解をいただきます。
なお,昨年実施した高齢者保健福祉実態調査の結果,高齢者施策全体について市民から多数の意見を寄せられておりますので,これらの貴重な御意見を踏まえながら.介護保険事業計画の策定及び老人保健福祉計画の改定を行い,介護保険制度の円滑な施行を目指してまいりたいと考えております。
ただいまは関係部長より歯切れのいい御答弁を求め,それに伴い御答弁をいたたいたんですが,土木行政についての御質問について,再確認の意味で再質問をさせていただきます。
今の部長の御説明ですと,質問の方はある程度具体的な場所を示した上で御質問申し上げていたのですが,すべて手続は万全の体制を関係機関ともとっており,問題がないというふうに考えていると,結論的に言うとですね。御送惑をがけないよう努めてまいりますという一言だけでございました。この答弁につきましては,現実に問題が起きているわけですがら,私は手続をしても,例えは広告みたいに公に出しておけはそれで足りるという問題ではないと思うんですね。市民生活に直接がかわる,迷惑が及ぶ聞題につきましては,周知撤底がなされてなければ,再ぴそれを行うなり,あるいは問題が起きたらその問題について真撃に受けとめ.いずれにしろ送惑をがけないよう努めてまいりますじゃなくて,迷惑をかけているとすれば,その解消に向けて取り組んでまいりますという答弁をしてしかるべきじゃないがというふうに感じました。そこについて具体的に,済んだものはいいですけれども,現在問題が起きているものについてはきちんと対応していただけるのかどうがの確認と,それがらハンブにつきましても,振動あるいは騒音等の間題があるので,地元の方々の御意見をいただきと,協議が調えばとし、うお話でございましたけれども,もし地元の町内会なり地元の方々がきちんと手続を踏んだ上で要望があった場合は,きちんとつけていただけるのかどうが,どのような協議や手続が必要がと言ったので,地元との協議が調えば予算はそんなにががる問題じゃないがら,来年度つけてほしいと言えば,1年ぐらいあればつけられるのが,その2点について再度御質間を申し上けます。
永井庸司建設部長
工事施工に際し,迂同路,交通どめ等の周知につきましては,再度町内に周知徹底を図るよう,回覧等により徹底してまいりたいと考えております。ハンブの地元要望につきましては,地元の要望に際しよく調査し,設置の可能性があるものについては予算等を要求して対応してまいりたいと考えております。