平成11年12月定例会
野村まこと(眞実)の一般質問と答弁の全文です。
質 問
6番,野村眞実君。 [6番野村眞実君登壇](拍手) 06番( 野村眞実君) 私は,政友会の野村まこと(眞実)でございます。平成11年第4回定例市議会において,ただいまより一般質問を行います。 通告の1番目は,教育行政についての質問でございます。市制施行110周年の節目の生涯学習都市宣言は意義深いことでありますが,大切なことは宣言することよりも,宣言を契機に自己を高めようとする機運が水戸の市民の中に盛り上がることであり,自分の生活上の諸問題を解決し,個性や能力を伸ばし,健康で生きがいに満ちた生活を送ることができる人が少しずつでもいいからふえていくことであります。そのためには,水戸に住む一人でも多くの人がそれぞれの学習活動により生きがいを見出し,自己充実を図ることができ,市民の皆様が参画した中で住んでよかったと思えるようなまちをつくり上げていくことであることは,御承知のとおりでございます。そこで,水戸市生涯学習推進基本計画を水戸市では既に策定しておりますが,生涯学習都市の宣言に伴い,理念に基づく生涯学習を推進するためには,新たな生涯学習推進プランの策定とそれに伴う行動計画の作成が急務であると考えますが,進捗状況と見解をお伺いいたします。 また,まちづくりには,対等の立場での市民と行政の話し合いが大切な要件でありますが,そのためには一人でも多くの市民の方々に,行政に関心を持ち参加していただくとともに,行政の担当者が使命感を持ち,それにこたえていくことが重要であります。さきの文教福祉委員会で筑後市の行政を視察してまいりましたが,筑後市では昭和63年に文部省の生涯学習モデル市町村事業の指定を受けて以来,生涯学習に取り組んでおり,市内11のすべての小学校区に公民館があるだけではなく,75ある地区のすべてに町内公民館があり,地域の中がら選任された公民館長を中心に,行政の担当者が講師となる,何と60もの生涯学習まちづくり出前講座が開催されていることに驚かされました。生涯学習まちづくり出前講座の資料がここにございますが,一例を挙げますと,「財政状況について市のふところ具合をみてみる」,総務課が担当されております。また,「市役所の条例・規則について私たちの生活にかかる取り決めは」というサブタイトルで, これも総務課でございます。また,「筑後市の公園について公園はどこに,どのように」と,これは都市計画課が行っている請座であります。「筑後市の防災体制はあなたの家の防災体制は大丈夫」,これは消防署が担当してます。そのほかにも「男女共同参画社会の実現のため」,サブタイトルが[視点を変え・男と女の子育て講座」,「市議会の仕組み」こういったものがございます。約60もの講座が行政のそれぞれの担当者が講師となって行われております。市民の方々の行政への理解度の高さからか,各種税の収納率や投票率も高いとのことで,31小学校区のすべてに公民館が整備された水戸市でも,ぜひとも同様の講座を開設すべきと考えますが,市民参加の開かれた行政へ向けての生涯学習という見地での諸方策の必要性にあわせ,教育長の見解を伺います。続きまして, 3つ目の教育行政の質問でございます。31のすべての小学校区に公民館が設置となりましたが,特に老朽化のひどい桜川公民館は,地元の方々より(仮称)河和田地区市民運動場の隣地への移転改築の強い要望が出されていますが,進展が見られず,早急に対応すべきと考えます。双葉台公民館は,公団住宅の集会場を転用したまま現在に至っており,2階であることが地域の高齢の方々の障害になっているのが実情で,1階の旧ウエルマートの空き店舗を改築し,早急に整備してはと考えます。また,新荘公民館も手狭で,敷地面積も狭く,建て替えあるいは移転すべきとの地域の意見が強く出されているところです。その他にも,老朽化したり手狭等で利用勝手の悪い公民館が出ているのが実情ですが,それらの公民館の機能改善に向けた対策を伺います。また,水戸市の公民館は.行政機関の窓口業務を扱っているという特徴が市民に大変喜ばれているところですが,本来の生涯学習の活動のための社会教育施設の意味合いが薄れつつあると危惧する声もございます。郵政省では,郵便局で将来,住民票や印鑑証明の交付等の各種行政サービスを提供する方向で検討中との新聞報道がございましたが,そのような受け皿ができた場合に,本来の社会教育施設の性格に戻していくおつもりなのか,水戸市の公民館行政の将来像について教育長の見解を伺います。 次に,公民館の利用についてでございますが,同じ団体は1カ月に2回しが利用できないような制限があるため,空き室であっても利用することができずに困っているとの声がございます。地域の自治コミュニティ関連組織等の円滑な運営のために,空き日をつくるよう配慮されている結果が原因と思われますが,市ではどのような理由で制限をされているのか。前日に空き室があったときは,制限なく貸し出しができるよう改善すべきと考えますが,見解をお伺いいたします。 5点目は,小中学校の空き教室の問題でございます。空き教室を地域の高齢の方々が将棋や囲碁などの活動に利用できる,いわば老人福祉センターの一部機能を補完するような意味での,仮称でございますが高齢者福祉ルームというような形で開放したり,あるいは以前から私の持論でもあります,高齢者や障害者のためのデイサービスやリハピリができる場として開放するなどし,教育財産に限定することなく,広く社会資本として有効活用を図るべき時期に来ていると考えますが,空き教室の学校ごとの実態にあわせて見解をお伺いいたします。 新聞の報道によりますと,小中学校に光ファイバー網を整備し,インターネットの導入を可能にするという,国の学校インターネット高度化計画は,105地域3,879校が名乗りを上け,関係者は年内の決定を心待ちにしているようでありますが,水戸市では名乗りを上げていたのか。以前から私が申し上げてまいりましたが,小中学校へのインターネットを導入することは,もはや時代の要請と考えるところでありますが,教育長の見解と進捗状況を伺います。 続きまして,環境行政についての御質問でございます。市では,本年9月に策定した水戸市ごみ処理基本計画の中で,容器包装リサイクル法の収集品目の拡大に対応した資源回収をリサイクルプラザの機能として位置づけてあり,また意識の啓発の項目で,子供を対象にビデオやアニメーションを作成し,資源化,減量化運動を推進すると位置づけてありますが,改正された容器包装リサイクル法が来年4月にいよいよ施行となる中で,市町村に提出が義務づけられている,厚生省へのごみ処理計画を提出されたのか,お伺いいたします。 来年度から,これまでのペットボトルや瓶などに加え,ブラスチックや紙についても焼却処分せずに資源として再利用することとされていて,市民の皆様の協力のもとでかなり徹底した分別が必要になると思われますが,法ではできるところから行えばよいとあるにせよ,土浦市や常陸太田市,茎崎町などを初めとする県内のかなりの市町村で既に分別リサイクルが推進されつつあるだけに,県都としての対応のおくれを心配するところでございます。それらの対応策はどこまでできているのか,進捗状況を伺います。 環境問題3点目でございます。第4次総合計画にある廃棄物再生利用総合施設,いわゆるリサイクルプラザの具現化へ向けた動きが出てきたことは評価できるところであります。私はかねてより,水戸市の環境行政のおくれを議会で指摘してまいりましたが,そのおくれを取り戻す意味でも早急な対応が必要と考えますが,リサイクルプラザの進捗状況を,リサイクルの必要性の認識にあわせ具体的にお伺いいたします。 続きまして,都市計画行政でございます。赤塚駅の駐輪場の問題ですが,赤塚駅に橋上駅舎の供用が開始となりまして,ますます利用者が増加している傾向にありますが,赤塚駅北口再開発の工事に伴う移転により,今までの自転車預かり所がなくなり,自転車が路上にあふれ出し,中には自転車が壊されたり盗まれるものがあったりと,利用者の方々が困っているので何とがならないものかとの声をよく耳にします。市の計画では,南北合わせで必要台数1,200台のうち,北口に320台,南口に280台収容の自転車駐車場が最終的には整備される予定でありますが,現実に今,既に問題があるわけですがら,暫定的なものでもよいから早急に場所の確保をして整備すべきではないでしょうか,見解をお伺いいたします。 続きまして,福祉行政の質問でございます。現在,市には柳堤荘,葉山荘,あかね荘,八幡荘,長者山荘,常澄老人福祉センターと6カ所の老人福祉センターがあり,どこも大変喜ばれておりますが,絶対数が利用希望者数に比して不足しているのは明らかであります。市では,在宅介護支援センターは1中学校区に1カ所は必要であると考えているようですが,老人福祉センターの必要性の認識はいま一つはっきりしてないようにも思われます。介護が必要となってからの対応も大切ですが,これからは高齢でも介護を必要とせずに,元気でいていただくための対応も同じぐらい重要であり,私は老人福祉センターも1中学校区に1カ所は必要であると考えますが,本年度に策定を予定している新高齢者保健福祉計画の中に位置づけ,具現化へ向け対応すべきであると考えますが,見解をお伺いいたします。 また,6カ所の機能の比較をしてみますとまちまちでございまして,特に人気のある陶芸の窯は2カ所しかなく,また長者山荘の駐車場は手狭でしばしば車があふれているのを見かけます。この際,既存の老人福祉センタ一の機能を見直し,窯の整備や駐車場の整備等に年次的に取り組むべきと考えますが,見解を伺います。 3点目は,地域福祉権利擁護事業に関する御質問でございます。さきの高橋靖議員の質問とも重複する点があるかと思いますが,通告に従い質問を続けさせていただきます。地域福祉権利擁護事業が全国でスタートし,県単位の社会福祉協議会が国の捕助を受けて実施するとのことですが,実際には市の社会福祉協議会も相談や申請の窓口となるようで,既に県による,担当者の研修か2度ほど行われているようであります。支援サービスは,各種の福祉サービスに関する情報提供や助言に始まり,利用手続や苦情解決制度利用,福祉サービス利用料の支払い,行政サービス機関からの通知の確認などの援助を行い,日常的金銭管理サービスとしては,年金や手当の受領,生活費の預金からの払い戻し,医療費や公共料金や税金,家賃,地代等の支払いを行います。また,預金通帳や保険証書や不動産の権利証や契約書,実印,印鑑登録カード,銀行の届出印や貸し金庫のかぎを預かる,書類などの預かりサービスもあり,高齢者や障害者にとっては願ってもないサービスが展開されることになるのです。それだけに公平,公正が特に要求されるわけで,核となるセンターには弁護士や専門家による運営監視委員会が設置されることになるとのことです。当然ながら,水戸市の社会福祉協議会にも窓口業務が委託されますが,委託されればよいというのではなく,責任ある積極的な指導監督が必要と考えますが,市では具体的な対応をどのように考えているのか,審査会の設置や在宅介護支援センターとのかかわりについても見解を伺います。 続きまして,市民会館の運営についての質問でございます。市役所の駐車場が慢性的に込んでいて何とかならないものかとの声をよく耳にしますが,ここ数カ月の実情を見ると,駐車場が込んでいるほとんどのときは,隣の市民会館で大きな催しが開催されていることが多いように見えます。大きな催しのときに市民会館の横の公用車の駐車場や水戸市中央の千波大橋下の桜川沿いの遊休の市有地を見てみますと,鎖がかかったままであることも多く見受けられます。この際,事前に主催者に協力を申し出て,暫定的に桜川沿いの市有地を開放提供し,乗り合わせていただくようお願いしたり,場合によっては市有地に公用車を移動することにより,市民会館横の公用車の駐車場を開放するなどの何らかの対応を徹底し.台数の縮小を図るよう対策をとるべきと考えますが,見解をお伺いいたします。 続きまして,執行体制の強化という通告をさせていただきました。去る11月3日に亡くなられました,公務員としてのしっかりとした使命感,倫理観を持たれていた消防本部の小林義勝予防課長の御霊にこの場をかりて壇上より御家族の御心痛をお察し申し上げ,謹んで哀悼の意を表し,質問に入らせていただきます。 そもそも,ここ最近の氷戸市の執行体制には目を覆い耳をふさぎたくなるようなことが多く,市民サービスを念頭に置く使命感のある職員や夢を持って入所してきた新採の職員のためにも,我々は市民の代表である議会の,そして文教福祉委員会の一員として公平,公正の見地から一つ一つの課題の是正解決にみじんの私心もなく,真剣に取り組んできたところであります。渡里保育所の現在地での建て替え計画が一人の市議会議員や倫理観のない2名の市幹部職員が先買いしていた隣地に突然移転することに変更された問題や,(仮称)河和田地区市民運動場の造成工事の発注方法が一度ならずも二度までも入札制度の原則を外した形でねじ曲げられようとした問題など,責任問題についてはいまだ未解決の問題が山積しております。中でも,消防の北消防署赤塚出張所の移転先については,堀町は不適当であるとの認識があったのは,生前に勇気ある進言をされていた小林予防課長のみならず,多くの良識のある消防職員の共通の認識であったにもかかわらず,利権が絡むことを知りながら平然と執行部が委員会に提案してきたものであり,文教福祉委員会としても行政改革及ぴ政治倫理等に関する調査特別委員会に場を移し,議会が一丸となり,その責任の所在を明らかにし,使命感のある職員がきちんと人事で評価され,やりがいの持てる職場となるよう努力してきたことは周知のとおりでございまず。そのような中での今回の役所内や役所の関係者にあてた怪文書が出回る実情には目に余るものがあり,卑劣な行為者を糾弾追放し,二度と怪文書が出ないよう毅然とした対応をとるべく,議会内部でも協議対応しつつあるところです。その内容は,議員の健康上の問題を題材に誹謗中傷しようとするものや,市長のプライバシーを侵害し,下劣なねつ造を加えようとするものや,文教福祉委員会の委員としての発言をねじ曲げすりかえ,委員会や特定の会派や議員の名誉を傷つけようとするもので,極めて悪質な行為であり,断じて許せるものではありません。市の良識ある関係者から,実名入りで正常化への改革の声が私たち議員のもとへも多く寄せられていることは評価できるところで,その勇気に決意を新たにしている一人であります。特に,議員の健康上の問題をとらえたものと今回の文教福祉委員会でのやりとりをねつ造した怪文書については,執行部にしか知り得ない情報も含まれているため,それを読んだほとんどの人が驚きを隠せず,怪文書は議会か執行部の関係者が出したに違いないとの見解を示しており,まさに議会や執行部の質が問われているのであります。議会としては倫理に関する問題について,行政改革及ぴ政治倫理等に関する調査特別委員会で今後論議していくことになっているわけでありまずが,当然ながら執行部の中でも,本来は倫理委員会のようなものをつくり,内部説の嫌疑を晴らす意味でも原因の徹底究明と再発の防止に努めるべきであると考えます。そこでお伺いいたしますが,市長は一連の不祥事やこのような事態に対し,どのように対応しているのでしょうか。前に述べました不洋事については,本定例会でも葵クラブを代表しての小圷和男議員や社会民主党水戸市議団の波多昭治議員の質問に対し,市長や総務部長は深くおわぴいたしますとの答弁をいたしておりましたが,おわぴするということは,杜会的,道義的責任を認識しての発言と推察いたします。法的な責任がないから処分しないというのであれば,到底市民の皆さんの理解を得ることはできないのではないでしょうか。いわば正直者はばかを見てもしょうがないと言ってるようなものであり,公僕としてのあるまじき行為が今後も起こり得ることを容認するようなことと同じであり,市長の責任ある対処を強く求めるところであります。また,今回の怪文書についても,内部の関係者の関与があるはずないとの認から特別な動きはしないということかもしれませんが,内部の者が怪文書の作成に関与していないとしても,委員会に関する怪文書は当初の11月29日には市役所の春秋会の名簿をもとに,市長を初めとする市の管理職の自宅に300通近い部数が郵送されており,心ない数人がコピーし配布しているとの情報も寄せられているところであります。その内容が神聖な議会の委員会での内容であり,全くのねつ造であり事実に反することであることは,委員会に出席した執行部がら報告を受けていた助役や市長は当然わかっていたわけですがら,本庁や出先や関係機関ごとに管理職を中心とする会議を持ち,事実無根であることを伝え,惑わされることなく職務に専念できるよう対応を図り,文書を回収するなり破棄する指示をするぐらいのことをすべきではと考えるところであります。そのような意味での三役会議や部課長会議での対応はどのようであったのか,今後の対応を含めた認識と見解をお伺いいたします。以上で一般質問を終わります。執行部におかれましては,誠意のある御答弁をくださいますようお願い申し上げます。
答 弁
○議長(高橋丈夫君) 教育長,堀川賢壽君。〔教育長堀川賢壽君登壇〕 ○教育長(堀川賢壽君) 野村議員の一般質間のうち,教育行政についてお答えいたします。生涯学習推進プランとそれに伴う行動計画の策定については,生涯学習都市宣言の理念に基づき,水戸市生涯学習推進基本計画の見直しを第一に考えて進めでまいります。生涯学習の見地から市民参加の開かれた行政を推進するためには,積極的な情報の提供と市民と行政が対等の立場で話し合い,市民からのアイデアの反映できるまちづくりが必要と考えています。公民館の機能改善及び将来像についてですが,桜川公民館については,3か年実施計画に基づき,移転改築に向け鋭意努力しています。双葉台公民館については,地元の移転要望地を考慮し,早期建設に向け努力してまいります。新荘公民館については,地元の要望を調整しているところです。今後の公民館のあり方については,市民の二一ズをとらえながら,全庁的に検討してまいりたいと考えています。公民館の利用回数については,なるべく多くの市民が公平に利用するため制限していますが,他団体の利用及び施設管理上,支障のない限り利用を許可しでいます。小中学校の空き教室の利用についてですが,普通教室については,児童,生徒数の減少により,現在,小学校19校,中学校8校において余裕教室が生じ,これらは生活科室,コンピュータ室などの特別教室として,また教育相談室,特別活動室,開放学級,災害用備蓄倉庫など,学校や地域の実情に応じて活用しています。余裕教室の活用については,学校本来の教育活動を基本とし,地域の方々がさらに学校施設を有効的に活用され,地域に開かれた学校になるよう関係各課と協議し検討してまいります。小中学校のインターネット接続設備導入についてですが,文部省の学校インターネット高度化計画については,本市も検討をしましたが,学校のコンピュータ機器上の問題から,名乗りを上げるまでには至りませんでした。しかし,議員御指摘のとおり,小中学校がインターネットに接続することは時代の要請であると認識しています。本市としましては,平成12年度に総合教育研究所にインターネット接続拠点を整備し,有害情報の除去,個人情報の保護等,学校の接続環境を整えた上で,国の整備目標である平成13年度には,全小中学校がインターネットに接続できるよう検討しているところです。 ○議長(高橋丈夫君) 市民環境部長,遠西松美君。〔市民環境部長遠西松美君登壇〕 ○市民環境部長(遠西松美君) 野村議員の一般質問のうち,最初に環境行政にっいてお答えいたします。まず初めに,容器包装リサイクル法に基づく分別収集計画の提出につきましては,平成11年6月に県へ提出したところであります。計画に上げた対象品目は,一般集積所で回収し,不燃物再資源化施設で分別を行い保管している瓶,缶類であります。次に,平成12年4月1日に向けての対策でありますが,容器包装リサイクル法では,各自治体の保管施設等が整備されたり,あるいは財政状況等により,できるところから対応することになっておりますので,従来から行っている瓶,缶類,段ポールの分別回収を継続して行うとともに,これ以外の対象品目である紙パックやペットポトル等についても,再資源化方法や施設の整備等を含め,検討してまいりたいと考えております。次に,廃棄物再生利用総合施設の進捗状況でありますが,いわゆるリサイクルプラザは,市民が気軽に参加できるプラザ的機能と粗大ごみを処理する機能をあわせ持つ施設でありまして,本市のリサイクル活動のシンポル的役割を果たすために必要な施設であります。なお,リサイクルプラザにつきましては,平成16年度の稼働を目指しておりまして,本年度は基本計画の策定を予定しているところでありますが,建設場所の選定もありおくれておりますので,さらに努力をしてまいりたいと考えております。次に,市民会館の駐車場についてお答えいたします。市民会館の駐車場は本庁舎との共用となっており,市民会館大ホール及ぴ大会議室での長時間利用の場合,混雑し,来庁者及ぴ市民会館利用者に大変御迷惑をおかけしております。このため,市民会館東側の水戸市土地開発公社所有地に臨時駐車場を設置するとともに,大きな催事等は事前に主催者と協議し,公共交通機関の利用,相乗り,前詰めによる駐車及び議員御指摘の桜川沿いの市有地への駐車の案内をしておりますが,徹底されない部分もあります。今後,さらにホール,大会議室等の使用申請時,あるいは会場使用打ち合わせの際,主催者に対し臨時駐車場の利用促進,駐車方法の指導,公共交通機関利用,相乗り等についてお願いし,駐車場の有効活用を図ってまいります。また,市民会館東側公用車駐車場の来庁者等の利用については,関係課と十分協議してまいります。以上です。 ○議長(高橋丈夫君) 都市計画部長,脇山芳和君。 [都市計画部長脇山芳和君登壇j ○都市計画部長(脇山芳和君) 野村議員の御質問のうち,都市計画行政についてお答えをいたします。赤塚駅周辺整備につきましては,関係者各位の御協力をいただき順調に推移する中で,まず自由通路及び橋上駅舎が先日供用開始されたところでございます。こうした状況の中,議員御指摘の赤塚駅北口におきます自転車対策につきましては,現在,事業用地内に約300台の暫定的な自転車置き場を設け整理に当たっているところでございますが,利用者は少しでも駅に近い場所に駐輸しようとする傾向がございまして,放置自転車が相当数見受けられるのも事実でございます。このため,今後,所用の位置に放置禁止の看板を掲けるとともに,さらに可能な限り駅直近の事業用地内に暫定的な自転車置き場の確保を図りながら,工事期間中の通行者の安全確保に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(高橋丈夫君)保健福祉部長,備海暉雄君。 [保健福祉部長備海暉雄君登壇] ○保健福祉部長備海暉雄君) 野村議員の御質問のうち,福祉行政についてお答えいたします。まず,老人福祉センターについてでありますが,御質問のように現在6施設が整備されており,現在の計画では東部及ぴ西部合わせて2カ所の整備を計画しておりますが,高齢者の社会参加や生きがいと介護予防対策として重要な施設であることを認識しており,引き続き第4次総合計画や新高齢者保健福祉計画に位置づけ,対応してまいりたいと考えております。また,現在整備済みの施設につきましても,御指摘のような敷地面積や附属施設の内容が異なっている状況にあります。特に陶芸窯については,高齢者の生きがいづくりとして,本年度に国の介護保険関連サービス基盤整備事業として整備要望をしておりますが,今後とも御指摘を踏まえて対応してまいりたいと考えております。次に,地域福祉権利擁護事業についてでありますが,当事業については,茨城県社会福祉協議会が実施主体となりますが,相談や申請受付,判断力の評価,支援計画の策定など,実務上の対応は水戸市社会福祉協議会に委託しで行うこととなっております。なお,実際の事業運営に当たっての苦情等については,県社会福祉協議会に設置する運営監視委員会で審理されることとなり,また,利用者の能カ等に疑義があるときも,県社会福祉協議会に設置する契約締結審査会に諮ることとされております。市といたしましては、水戸市社会福祉協議会の事業展開に合わせて,制度の市民への周知を行うとともに,在宅介護支援センター等の窓口で制度の案内も実施してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても,地域福祉権利擁護事業は市民の権利に深くかかわる制度でありますので,平成12年4月に施行される成年後見人制度との関連も考慮し,水戸市社会福祉協議会との連携を図りながら,御指摘を踏まえて,制度の円滑な運営ができるよう支援に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(高橋丈夫君) 総務部長,関敏夫君。 [総務部長関敏夫君登壇] ○総務部長(関敏夫君) 野村議員の御質問のうち,執行体制の強化についてお答えいたします。議員御指摘の出所不明の文書が出回ることにつきましては,好ましいことではないと思います。したがいまして,執行部においては,このような文書に惑わされることなく職務に専念するよう指示をしてまいりたいと考えておりますので,御理解をいただきたいと存じます。再質問
○議長(高橋丈夫君) 6番,野村眞実君。 [6番野村眞実君登壇〕06番(野村眞実君)ただいまそれぞれ執行部の方より御答弁をいただきました。環境行政についての質問に対する答弁でございますが,分別回収についてリサイクルの必要性も再三,再四申し上げていて,ストックヤードがないとできないとか,まずストックヤードの設置場所が定まらないとか,いろいろな理由があるようにうかがっておりますけれども,気持ちがあればストックヤードがなくてもできる品目は当然あるわけでございまして,そういった意味でも特にペットボトルの分別回収については,リサイクルプラザの完成に合わせる形ではなくて,分別回収していくような形で取り組んでいただくよう強く求めておきたいと思
います。
また,執行体制の強化についての御答弁でございますが,誠意ある御答弁を要求したのでございますが,なかなかそういう意味では言葉足りないかなというふうに感じる思いをしたところでございます。今回は一般質問でありますので,市長からの答弁がもらえません。したがいまして,再度の質問はいたしませんが,今後の対応の推移を注意深く見守りつつ,場合によりましては,来年3月の議会の代表質問において改めて質問をさせていただきますことをこの場で申し上げておきたいと思います。市長並びに執行部の皆様におかれましては,多くの市民の方々に期待されているということを踏まえて,今後とも良心に照らして恥じることのないような誠意ある行政執行に当たられますよう,心より切にお願い申し上げまして,再度の質問を終わりたいと思いいます。よろしくお願いいたします。